左脛骨骨腫瘍

虫の知らせ

みなさんは虫の知らせって信じますか?

私は違う理由で病院に行ったのに、他の病気が見つかった事がいくつかあります。

それが虫の知らせかどうかは分からないのですが・・・

もしかしたら身体が潜在意識で危険信号を伝えているのかもしれません。

今回はその1つのエピソード。

 

左足の違和感

高校を卒業する前後、左足に違和感を覚える。

 

屈伸したり座ったりすると、左足だけいつもバキッと凄い音が鳴る。

面白くなった私は、「特技ーーー!」と言って、繰り返し足を曲げ、音が鳴るのを自慢げに家族や友達に見せていた。

 

ある日。

左足が凄く痛い。

“あれ?変な事しすぎたかな?”

怖くなった私は、最寄りの整形外科へ行く事にした。

 

整形外科の医師は、「左足の違和感はレントゲンを撮ってみないと分からない」と言い、レントゲンを撮影。

レントゲン写真を見ながら、「左足のボキボキ鳴る音はどうだっていいんだけど、ここはどう?」と私の左足の脛を親指でギュッと押した。

私は「痛いっ💢」と悲鳴を上げる。

レントゲンを一緒に見たのだが、確かに左足の脛部分の骨が変色している。

医師が言うには、「左足の脛に影が見える。一般の病院ではこれを処置してあげる事ができない。紹介状を書きましょう」と国立がんセンターを紹介された。

 

後日、国立がんセンターで私は精密検査を受ける。

検査結果によると、「原因は不明。左脛骨骨腫瘍という病名。左足の脛の骨に繊維が溜まっていて、その細胞は取り除いてみないと悪性か良性かは分からない」と医師から告げられる。

 

私は怖かったが、“悪性だったら癌かもしれないものを放置しておくわけにはいかない”と思い、手術を受ける事にした。

 

手術は下半身麻酔で行われた。(背骨のすき間から特殊な針で麻酔の薬を脊髄に効かせるもの)

これ以上に痛い注射を打った経験がない私は絶叫。

この痛さは、いまだに忘れられない。

手術室の前で母は手術が終わるのを待っていたのだが・・・

「麻酔された瞬間のこちこの断末魔のような叫び声に恐怖した」と後から語っていたほどである。

 

結果的に手術で腫瘍は綺麗に取り除かれた。

腫瘍自体は、良性であった。

取り除いて検査して分かったのだが、この細胞を放置していても悪性に変わるという事はなかったらしい。

 

手術した3ヶ月後、骨の経過観察を見に行った。

手術直後はくぼんでいた骨も綺麗に生まれ変わっていて、レントゲン写真を見ると真っ平に戻っていた。

 

虫の知らせかは分からないけれど、全然違う理由で病院に行った事から他の病気が見つかったというお話。

 

当時18歳

入院時。

どれくらいの傷跡が残るのか分からなかった私は、足に傷ができる事を異常に気にしていて、毎晩手術当日までベッドの上で泣き明かしていた。

「一生足は出せない。みっともない足になってしまう。このまま死んじゃいたい。外に出たくない」と嘆き悲しむ日々。

 

女性看護師さん達は、私の精神状態に気付き、心配してくれていた。

 

夜にベテラン看護師さんが、私を叱咤激励しに来てくれた事がある。

看護師さんは、私の病室に入るや否や、誰にも聞こえないようにカーテンを閉め、

「これから出来る小さい傷跡の事なんて気にするな!」

「世の中には、もっと大変な人だっている!!」

「死にたいなんて言葉を軽々しく使うな!!!」

「そんなちっぽけな事よりも、あなたにはキラキラした未来が待っているでしょう!!!!」

と泣きながら励ましてくれた。

私も感動し号泣。

看護師さんの優しさに心を打たれた。

 

そして、看護師さんは傷跡を不安に思っている私の事を、医師に相談してくれていたようだった。

手術当日、足を縫合する際、筋肉だけを縫い、皮膚は縫わない。

その代わり皮膚をテープでガチガチに固定するという方法をとってくれた。

 

固定されたテープをはがす日。

私はかなりドキドキした。

 

やはり傷跡は3センチくらい残ってしまった。

それでも縫うよりは、傷跡は目立たないという事だった。 

今見てみると、大した傷跡ではないのだが・・・

 

退院して普段の生活に戻り、私はスカートを履いて電車の座席に座っていた。

すると向かいにいたスーツを着たサラリーマン風のおじさんが、ずっと私の足を見ている。

傷跡を気にしている私は、その視線が嫌で仕方なく仏頂面をしてみせた。

おじさんは電車から降車する際、私の左脛を指差し「足に傷がある。スカートなんか履いちゃダメだよ」とニヤニヤ笑いながら捨て台詞を吐いて行った。

私はあまりの侮辱に腹が立った。

しかし、それから2~3年は心無いおじさんの言葉を気にしてしまい、短いスカートを履けなくなってしまったのである。

 

 

スポンサーリンク

4件のコメント

腫瘍が悪性のものでなくて、本当に良かったですね。
傷跡を隠すようにされていたことで、皮膚が紫外線から守られて、傷跡が目立たなくなってきたのかもしれませんね。
看護師さんの思いやりも、すてきでしたね(^ ^)

しかし、そのおじさんは気味が悪いですね。
いちいちそんなことを言う人の気が知れません(O_O)

utokyo318様✨
全く違うことで病院に行ったのに、病気が見つかったのはラッキーでした^ – ^
傷跡も10代の頃はあんなに気にしてメソメソしていたのに、今振り返ってみると些細な事すぎて逆に驚いてしまいます♪
大人になると割り切れるものって沢山ありますね♡

侮辱発言おじさんは許せないです!
若い女性を面白半分でからかったのでしょうが、私は心を抉られる思いでした…。

記事も拝見しました。
これは虫の知らせかも知れませんよ!

身体の異変をお知らせしてくれました
早く見つかってよかったでしたね。

そうそう、私の部屋のラップ音鳴らなくなって、部屋は静かになりましたよ(笑)

がちょー 様✨
私のこちらの体験談は虫の知らせかもしれませんよね♪
自分の潜在意識が病院に向かわせたのかも!って思います。

ラップ音鳴らなくなったの羨ましいです〜
ウチは毎日ラップ音します(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

がちょー へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です