墓じまい

お墓

私の生まれは東日本大震災の被災地でもあった岩手県陸前高田市。

東日本大震災の起こる10年以上前に私たち家族は関東に移り住むようになった。

私の両親はこのまま関東に永住する事を判断。

岩手県の実家は津波で流されたので、現在は存在しない。

しかし先祖のお墓は岩手県のお寺に残ったまま・・・

お墓だけを岩手県に残しておいても遠方であるため、お墓参りするのも時間と費用がかかってしまい管理も大変という事から、昨年両親は墓じまいを決める。 

【墓じまい】
墓じまいとは、墓石を撤去し、墓所を更地にして使用権を返還すること。
お墓に納められている遺骨を勝手に取り出して別の場所に納骨したり、廃棄したりすることは法律のもとできない。(行政手続きが必要)
後に新しいお骨の納骨先を用意するまでを含めて墓じまいと考えられることがほとんど。
近年、地方の過疎化や少子化などの影響もあり、継承する人がいない無縁墓が増えている。
また「子どもに負担をかけたくない」、「お墓が遠方にありお墓参りが難しい」、「夫婦それぞれの実家のお墓を守るのが大変」など供養に関する価値観の変化から、墓じまいを検討する人が増加している。

 

先祖の遺骨

墓じまいを無事に終えた日の晩。

母から「不思議な事があった」と私に電話が掛かってくる。

その内容とは・・・

墓じまいをするのにお寺の住職の立ち合いのもと、遺骨を取り出すため、依頼した業者に墓石の下を掘り起こしてもらったのだが、何人か眠っているはずの先祖の遺骨が出てこなかった。

どんなに掘ってみても遺骨は1つも出てこない。

ご住職が「出てこないものは仕方ないから」と言う事で、魂抜きをして墓じまいは終了。

遺骨の行方が腑に落ちない母は「おじいちゃんやおばあちゃんの骨、一体どこにいっちゃったのかしらね~」と不思議がっていた。

母が言うにはご住職も「いくら震災でお寺も被害を受けたとはいえ、遺骨が1つもなくなるなんてことは今までに一度もなかった。こんな事本当にあるんだろうか?」と首を傾げていたのだそう。

 

消えた私の先祖の遺骨。

何処へ。

 

 

スポンサーリンク

6件のコメント

不思議な話ですね。津波で流されたわけでもないのに…。
明治大正なら、漢方薬のために盗まれることもあったそうですが、流石に現代ではないですよね。本当に不思議です。

KO様✨
かなり不思議なんですよ〜
私は祖母の骨壷がお墓に埋葬されたのを見ているので、それもなくなっているなんて…
狐につままれた様な思いです。
お墓も荒らされた形跡はなかったのだそう。
ある意味怪談かもっ(*´-`)

ご遺骨、どうなったのでしょうね・・・・
誰かが掘り起こしたわけでもないでしょうし、不思議ですね。
実家の墓の下も、骨壷があるか分からないなと思いました。

墓じまいは、夫の実家がやっていましたが、100万円くらいはかかったと言っていたような??
手続きも、いろいろしなければならなかったようです。

utokyo318様✨
お墓が掘り起こされた跡は無かったようなので、ご住職も不思議がっていたそうです。
墓じまいの手続きは時間とお金がそれなりにかかったみたい…(>_<)
両親は「墓じまいが済んでやっと肩の荷が下りた」と安堵しておりました。
消えた先祖の遺骨は本当に謎です!

これは不思議なお話でした
遺骨はどこに、、

私の親戚も墓じまいを考えてましたよ
維持費もかかるし、いっそのこと、お寺管理の共同のお墓に入ろうと考えてましたね。

がちょー様✨
遺骨が一つもない!!!
本当に不思議な話です。

墓じまいを考えてる方は多いみたい。
お墓が遠方だと、なかなか行けないですしね。
共同墓地は人気あると聞きましたよ(^-^)

こちこ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です