強迫性障がい、確認癖を克服！？

強迫性障がい

私が長年患っていた心の病気のお話をしたいと思います。

皆さんは強迫性障がいって知っていますか？

自分ではつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れないでいて、ずっと同じ確認を繰り返してしまう（わかっていながら何度も同じ確認を繰り返してしまう）。

そして、それが日常生活に影響が出てきてしまうというメンタルの病気になります。

確認癖

＜事例１＞

電車に乗った時。

何か忘れ物をしているんじゃないか？

そう思ってしまうとバックの中身をひたすら確認し続けてしまう。

＜事例２＞

銀行へお金を引き出しに行く。

帰宅後、引き出してきたお金を何度も数えてしまう。

たった１回や２回ではなく、２０回とか３０回確認してしまう。

本当は確認なんかしたくない。

すごく心が疲れます。

でも、やめたいのにやめられない。

＜事例３＞

ある時、電車の中でふと自分の顔に何か付いているんじゃないか？と気になり、鏡を見ることがやめられなくなってしまいました。

すると、その行為を傍から見ていた外国人の男性が、私の隣に座ってきたのです。

声を掛けてくるや否や

「なぜ、あなたがそこまで鏡を見ているのか興味がある。診断させてくれないか」

突然のことに私は驚き、名刺をもらって見てみると、その方は精神科医でした。

「もし悩みがあるんだったらここに来なさいね」

その瞬間

「あっ！私は異常なぐらい鏡を見ていたんだ」

と･･･ゾッとしました。

心の昇華

私にとって、確認癖は本当に心が疲弊する行為です。

特に確認癖を他人から見られていたり、そのことを指摘されたりすると脂汗が出てきます。

逆を返すと、そのくらい確認をしているのです。

確認癖にずっと悩まされ続けてきた私。

２０年近く通っているボーカルスクールのボイストレーナーに確認癖について相談したことがありました。

トレーナー

「別に悪いことをしているわけじゃないでしょう。こちこさんは確認癖のおかげで一度も遅刻してきたことや忘れ物をしてきたことなんてないんだから」

「ただ、確認する行為が２０回とか３０回は多すぎるから、１回か２回でやめれるようになると良いね」

そう言われた私は何だか心が軽くなりました。

自分の中で確認は人に見られたら嫌なとても悪いことになっていました。

良いことをしているのに罪悪感を抱くっておかしいですよね。

２０回も３０回も確認していることが馬鹿らしくも思えてきました。

「悪いことじゃないんだ」

「別にやめなくて良いんだ」

気付きを得たことで心が昇華されたのか？

いつからか徐々に確認癖が緩和され、減ってきたように思うのです。

もしかすると、それはある程度年齢を重ねてきたからかもしれません。

私のように確認癖をしてしまうという同様の症状で悩んでいる方がいらっしゃったら、次のアドバイスを参考にしていただきたいです。

「そんなに深刻にならなくても大丈夫」

「悪いことをしているわけじゃない」

「もっと自分のしていることに自信をもって」

そして、私もそうだったんですけれど、強迫性障がいは年齢とともに和らいでいっているように感じます。

アドバイス

確認癖は悪いことじゃない。

年齢とともに緩和されていく。

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