勧善懲悪を考える

キューピー

2022年10月24日(月)私はYouTubeチャンネルこちこの部屋に動画をアップしました。

ちょっぴり怖い文学作品の朗読。

夢野久作作「キューピー」です。

こんな可愛らしいタイトルの童話なのに、流石は夢野久作ハッピーエンドでは終わりません。

まるで日本版トイストーリーという雰囲気。

おもちゃ達がキューピーを救出しようと奔走!!!

最終的にはネズミに濡れ衣を着せられた三毛猫の逆襲が怖いです。

日本人が好きな勧善懲悪の作品だとは思うのですが、私は疑り深い性格なので、濡れ衣を着せられたのは本当に三毛猫だったんだろうか?実は三毛猫の方が嘘をついていたりして・・・なんて思うともっと怖くなってしまいました。

皆さんにはどう感じるのか、ぜひご視聴いただけると嬉しいです。

 

▼【朗読】「キューピー」夢野久作はこちら

 

 

善と悪

勧善懲悪では、善は完璧に正義、悪は完璧に悪者ですよね。

でも正義の味方と悪者って立場が変わると善悪が逆転すると思うんです。

例えば一般的なシナリオで悪にされている方には、悪には悪の正義があったり、悪になる由縁があったりというストーリーを見せられたりすると、それも致し方ない、その立場に立たされたらそうせざるを得ないよねと私は悪役に肩入れしちゃう事が多いです。

そう考えると善と悪って何なんだろうとふと思う時があります。

特に私はゲームでドラゴンクエストというRPGが好きなんですが、人間の立場からしたら勇者は正義の味方で希望の光、しかしモンスターや魔物にとったらただの邪魔者・・・

むしろ勇者の方が悪ですよね。

となると何だかどっちも悪くないような気すらしてきます。

(ゲームを進めていく上で勇者の方が正義という立ち位置だから、私はモンスターや魔物を倒していかなければならないんですけどww)

実際の人間社会でも「こっちが善、こっちが悪」みたいに決めつけがちなところってありますよね。

でも自分がどちらの味方になりたいかで善と悪は変わってきてしまいます。

例えば凄く性格の悪い人っているじゃないですか。

人をハメようとしたり、嘘ばかりついたり、約束も守れなかったり・・・

けれどそんな人にも、そういう性格になってしまう生育歴や育った環境があるのかな?と思うと「悪い人」と決めつけちゃうのは可哀想な気がします。

私がよく友達にこんな話をすると「そういうところがこちこは甘い!」と怒られてしまうのですが、疑り深い性格の割に、人の良い部分を見ようとしてしまう・・・そこが私のダメなところみたいです。

まぁ私の話はさておき、勧善懲悪があったとしても、こっちが正しいのだろうか?と疑う目は大事かなと思いました。

極端な正義論を述べている人を見ると、本当にこの人は叩いても埃が出ないのだろうか?なんて常に疑ってしまいます。

一方だけの考えや価値観を聞いて「こっちが善こっちが悪」と決めつけるのではなく「善悪は表裏一体。一方的な勧善懲悪なんてない!」と普段から考えている私は、だからこそ疑り深く、なるべく多角的な視点で物事を捉えようとしているのです。

 

 

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4件のコメント

メディアも偏向報道が多く、テレビでしか情報を得ていない場合はそれを信じてしまいがちですが、別の視点は持つ必要がありますね。
私も、どうしてそうなってしまったということは,常に考えるようにしています。

人付き合いについては、傷つけられても面と向かって怒ることはしないですし、相手の方の事情も考えるようにしたいですが、こちらのメンタルも大切にしようと思います(^^;;

utokyo318様✨
テレビの報道はまさにそうですね!
疑わしい情報に関しては、私もなるべく自分でも調べるようにしています(^ ^)
人間関係は面と向かって、怒る事って確かにあまりないですね。怒ったら負けみたいなところも有りますもんね…。私も自分のメンタルが悩まされるくらいなら、面倒な人とは速攻で縁を切っています♪

おはようございます

記事も拝見しました
キューピーさまはどうも、キューピットさまを思い出します(笑)

なんだか、こっくりさまとダブりますよねww
キューピットさまは、それくらいイメージが強いたよww

がちょー様✨
だから♪
キューピット様じゃなくて、キューピーだよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
降霊術じゃなくて、人形www

このやり取りにデジャヴを感じてしまう…。

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