文学作品「赤い杭」を朗読

「おすすめ文学作品ランキング」

YouTubeこちこの部屋の怪談脚本家であるKO様が半年程前「こちこに朗読してほしいおすすめ文学作品ランキング」ベスト6までリストと一緒に原稿を送ってくれました。

KO様「おすすめ文学作品ランキング」ベスト6はこちら✨

 1位 「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹
 2位 「ダゴン」H.P.ラヴクラフト
 3位 「縊死体」夢野久作
 4位 「赤い杭」岡本綺堂
 5位 「海坊主」田中貢太郎
 6位 「空中に消えた兵曹」田中貢太郎

赤い杭はKO様の中で4位の作品でした。

私は送られてきた全ての原稿に目を通し、赤い杭は他の朗読作品よりも長編に感じたのでメチャクチャ長い💦」と思い、こちらの作品を朗読するのは私の中で1番最後!!!と後回しにしていました。

 

KO様から送られてきた文学作品を一通り朗読し、いよいよ赤い杭の順番が回ってきました。

こちらの作品を朗読されている方はYouTubeに数名いたので参考までに朗読時間を見てみると、どの方も朗読時間は約25分前後。

淡々と朗読されている感じなのに25分という事は、私が朗読したら演技の経験もあるため芝居染みた表現をしたがるタイプなので、きっと朗読時間は30分超えるだろうと予想。

実際仕上がったこちこの部屋の赤い杭の朗読時間は、ピッタリ30分と予想通りの結果になりました。

 

私が今まで朗読してきた作品の中で1番長い原稿。

朗読を終えた後は達成感がありました。

これでKO様のおすすめする文学作品ランキングは全て制覇🙌

 

赤い杭の感想

こちらの作品を初めて読んだ時、1回読んだだけでは私には内容があまり入ってこなかったので、合計10回くらい読みました。

するといろんな怪談の要素が詰まっている事に気が付き実に面白い作品と思いました。

 

まず赤い杭という作品は、震災に関するお話で震災と怪談を融合させているという点がやたらリアルに感じます。

そして現代でいう所の陰謀論、お役所の闇というような怪しげな要素も含まれていました。

もう1つ私が思ったのはこの作品を怪談視点で捉えると、2ちゃんねるで有名になった都市伝説きさらぎ駅のように、作中の主人公は本当は異世界に迷い込んでいて主人公が雨宿りに入ったカフェー自体が幽霊屋敷、主人公にしか見えていないものだったりして・・・と思ったりもしました。

いろんな不思議が重なっているいかようにも解釈できる作品と気付いた時、私は感動すら覚えたのです。

 

是非みなさんにもYouTubeこちこの部屋で赤い杭をご視聴いただけると嬉しいです。

 

撮影秘話

赤い杭の朗読時間は30分。

けれど、実際の録音時間は3時間くらいかかりました。(編集時間はもっと・・・😅)

 

赤い杭に出てくる主人公のキャラクターは、初めから私の中で「冷静な人」と固まっていました。

そしてもう1人の重要な役どころカフェーの主人のキャラクターは主人公との対比で、明るく気さくなおじさん、でも「自分の思った事は絶対に曲げない人」にしました。

特にこの物語は、カフェーの主人の1人語りがメインだったので、朗読途中私はカフェーの主人を演じていたはずなのに、いつの間にか自分の素の喋りに戻っていたりして・・・

あっ!ヤバイヤバイ私は今カフェーの主人だったんだと軌道修正。

録り直していたらあっという間に時間が過ぎていきました。

 

1番最後にタイトルコールを録ったのですが、その時既に私の声はかすれていて・・・

でもこの声のかすれ具合が怪談っぽい不気味さと色気が出ていて良いかも♬と自己満足しています。

  

関東は最近雨が多くジメジメと蒸し暑いですが、こちこの部屋の朗読作品を睡眠導入や作業用BGMにして怪談で肝を冷やしてみるのはいかがでしょう。

文学作品は自分で読書するのも楽しいですが、耳で聞いて作品を理解するのもまた違った味わいがありますよ💖

 

▼【朗読】「赤い杭」岡本綺堂はこちら

 

▼【朗読】「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹はこちら

 

▼【朗読】「ダゴン」H.P.ラヴクラフトはこちら

 

▼【朗読】「縊死体」夢野久作はこちら

 

▼【朗読】「海坊主」田中貢太郎はこちら

 

▼【朗読】「空中に消えた兵曹」田中貢太郎はこちら

 

▼ブログで話題に出した【怪談朗読】「きさらぎ駅」はこちら

 

 

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6件のコメント

長編の朗読、お疲れ様でした。
こちこ様の朗読で初めて接したさくひんですが、何度も読むうちに、新たな発見がありそうですね♫

岡本さんは、たくさんの作品を遺されていますね。
歌舞伎にも取り上げられているみたいですし、「半七捕物帳」というのは、聞いたことがあります(^ ^)

utokyo318様✨
YouTubeのご視聴いつも有難うございます。
岡本綺堂の作品はこれからも朗読させていただく予定です♪
怪談ファンの方たちからとても支持されている小説家さんでした〜(*´꒳`*)
歌舞伎にも取り上げられているのは凄い♡
「半七捕物帳」は著名な作品のようですね!

動画もいっぱいアップされてますね!
あらためて見ても面白く、怖いでもありましたー

長編朗読、お疲れさまでした!!

30分はただの音読でもキツイ!
耳読はあまり頭に入らないのですが、こちこちゃんのように感情をこめて演技になっていると入ってきますね。(^_-)-☆

ただ最初の声から怖いよ~!大汗

ミコリー様✨
有難うございます♡
30分をつっかえずに読むのは無理でした(^^)
耳読は朗読者の声質や朗読スピードで好みが分かれそうと思いました。
私のYouTubeは「タイトルコールがいつも怖い」と評判なのですよwww

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