花の蜜

草花

小学生低学年の頃の話。

学校の帰り道、野山や道端に咲いている花の蜜を吸うのがクラスで流行っていた。

私が花の蜜で好んで吸っていたのはアカツメクサ。（サムネイルの写真がアカツメクサ）

アカツメクサの花の蜜は本当に甘く、下校中に花を摘んではおやつ代わりに、花の根元をチューチュー吸いながら「あまーい♡」と喜んでいた。

アカツメクサの花の蜜が甘いのがきっかけで、ふと草にも甘い草があるんじゃないかと思った私。

野山に生えている種類の違う草を一口ずつ一通り食べてみた。

結果、葉っぱの部分はどの草も苦くて食べられたものではなかった。

しかし何という名前の草かはわからないが、背が高く茎が割と太めの草は外側の皮を剥いて茎の部分をかじると、なかなかジューシーで不味くない。

アカツメクサは年中咲いている花ではないので、アカツメクサが咲いていない時期の代用として、茎の部分がジューシーな草は割と好んで食べていたのを覚えている。

今振り返ると衛生上どうかと思うし、特に道端に生えている草花なんて排気ガスなどの汚れが気になり食べてみたいとも思わないけれど･･･

小学生時分の私は好奇心旺盛な野生児だったのかもしれない。