グリーン車

油断

何年か前、品川から鎌倉に行くのに特急電車のグリーン車に乗車。

空いていたので私は窓側の席に座る。

眠かったため、自分のハンドバックを窓の横に付いている荷物掛けフックに引っ掛け、そのままウトウトしていた。

数分後･･･

カチャ！

物音がして目を開ける👀

その瞬間、バックがなくなっていた。

エェーーーーーーーーっ！？

日本でこんなことあるの？

バックがなくなったショックで頭の中はパニック🌀

通路を挟んだ隣に小学生の男の子が一人で乗車していた。

私「私のバックは？」

小学生「ここを通過した男の人が持って行ったよ」

私は心の中で何で教えてくれないの💢と思った。

けれど、小学生の男の子も怖かったのかな･･･🤔

犯人捜査

私はすぐに車掌室に向かい車掌さんにバックが盗まれたことを捲し立てる💨

私「バックがなくなった！犯人を見た小学生の男の子が言うには、グリーン車の通路をウロウロしていた男が持って行ったって！！まだ電車は次の駅に停車していない！！！犯人は電車の中にいるはず！！！！だから探して！！！！！」

状況を把握した車掌さんは、犯人の顔を目撃していた小学生と私を引き連れ、電車の端から端まで不審な男がいないか捜し回った。

不審な男は見当たらず、一度３人は車掌室に戻る。

車掌室の向かいのトイレに入ろうとした小学生の男の子･･･トイレの扉を開けるや否や🚻

小学生「お姉さんのバック、トイレに捨てられているよ」

とトイレの中を指差す。

トイレに置き去りにされていたバックは、まさしく私のバックだった😨

なんと！

犯人はトイレに籠城していたのだ。

私と車掌さんの会話の一部始終を聞き、私たちが車掌室から離れる隙を見計らい、いなくなった瞬間にトイレで貴重品の全てを盗み、逃げた模様💢💢💢

私は途中下車し、警察に被害届を出しに行くことにした。

警察署

駅前の警察署に着いた私は落ち込みながら被害届を提出。

警察の人から注意を受ける。

警察「被害届を出してもお財布や貴重品は戻ってこない、それは断言する」

警察の人は続ける。

「あなたも悪いよ。いくら日本だからって、しかもグリーン車だからって、電車の中でバックをフックに掛けて居眠りをしているというのは危機管理能力が低すぎる」

本当にその通りだと思った😢

警察の人はさらに続ける。

「犯罪に巻き込まれやすいのは、いつの時代も女性か子供というふうに決まっている。あなたがもっとしっかりしなきゃダメだよ」

私には耳の痛い言葉だったが、間違いない物事の道理に納得せざるを得なかった。

それ以降、私はグリーン車だろうと普通車だろうと電車に乗る際は絶対に居眠りしない！と決めている。

もしちょっと眠くなったら、貴重品の入ったバックは必ず自分の体に密着させ抱えるようにしている

みなさんも電車での居眠りには要注意⚠