無念を晴らす

悲痛な叫び

２０２３年２月２０（月）

YouTubeこちこの部屋にショート動画をアップしました。

今回は２ｃｈ怪談「呼び鈴」です。

死んだ人が家に帰って来る。

幽霊として･･･

というベタな怪談なんですが、動画をアップした日に視聴者の方からYouTubeのコミュニティのコメント欄に「お父さんは何を伝えたかったんだろう？」とコメントをいただきました。

私はそのメッセージを読んで“う～ん？よくあるベタな怪談に深い意味ってある？”と思ったのですが、よくよく考えたらまず霊になって家に帰って来るという事は、この世に未練があり、何かを伝えたくて魂が家に帰って来たわけで･･･

という事は、家族に病院から知らされた亡くなった方の死因と本当の理由って違うんじゃないか？と思ってしまいました。

自殺ならば、自分の意志で亡くなったのだから本望のはずなのに、自宅に帰って来てインターホン越しの第一声がなぜ「寒いから早く開けてくれ」だったのでしょう？

その言葉に私は引っ掛かってしまいました。

まるで亡くなったのが不本意だったかのよう。

事故か他殺だったのでは？

自殺だと物語の内容が不自然に感じます。

もしかしたら亡くなった方は無念を晴らすため、霊になってでも家に帰って来たかったのかもしれません。

例えばニュースで「死因は自殺」と報道されている時があります。

すると私は“本当なのかな？そんなに皆が皆、自らの命を絶つのかな？他殺じゃないのかな？”なんて疑ったりします。

本当の死因って本人にしかわからないと思うんです。

特に目撃者がいなかったりすると、自殺なのか事故なのか他殺なのかは状況証拠で推測していくしかないわけで、だから報道された内容と事実は全く違ったりなんて事もあるかもしれない･･･

そう考えると今回のYouTubeショートの２ｃｈ怪談は、ベタなあるあるの怪談なんかではなく、意味がわかると怖い話のように思えてきます。

まるで亡くなった方が「そうじゃない、違う！！！」と悲痛な叫びから霊になって家に帰ってきたかのよう。

これだと矛盾点もなくなり、何だか恐ろしいです。

今回の怪談はベタすぎてあまり怖くないかも･･･と心の中で思っていましたが、視聴者の方の問題提起でメチャクチャ怖い怪談になりました。

ぜひ皆さんにも２ｃｈ怪談「呼び鈴」ご視聴いただけると嬉しいです。

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