NGシーン
先日アップしたショート動画文学作品朗読のメイキング。
▼【メイキング】文学作品朗読「縊死体」はこちら
文豪夢野久作の縊死体を朗読した時のNGシーンです。
女性の笑っているシーンを撮影していたのですが、このシーン何テイク撮ったのだろう?というくらい撮り直しました。
テイク1の演技はとても良かった。
が、私の中で表情が気に入らず「これを動画にアップするの嫌だな」と納得がいかなかった。
(ショート動画を見ていただくとわかりますが、冒頭で不満そうに何かブツブツ呟いてますw)
しかし何十回撮り直してもテイク1を超える演技はできなかった。
折角何テイクも撮ったのでそのワンシーンを皆さんに見ていただこうと思い、ショート動画にアップしてみました。
私は何に関してもテイク1の出来の方が良い。
演技もそうだし、朗読もそうだし、歌のレコーディングだってそう。
テイク1には気合が入るのか勢いがある。
「絶対にキメてやる」みたいな不屈の精神。
「テイク2を撮ってみようか」となると自分の中で「じゃあテイク2はもっとこうしてみよう」とイメージを膨らませすぎてしまい、演技でも歌でもそうなんだけど大袈裟になってしまう。
特に自分のこだわっている箇所が近づくと「来るぞ!来るぞ!!」と焦燥感に駆られ、演技や歌がぎこちなくなる。
だから「ヤルぞ!!!」と意気込んだテイク1がベストの仕上がり。
今回の縊死体(女性の笑っているシーン)も正にそんな感じ。
私が長年教わってきたボイストレーナーの先生からも「こちこさんはテイク1がいつも上手にできる人だよね」とよく言われてきた。
これはどうやら人によるらしい。
テイク1でベストなものをポンッと出せるタイプの人と、撮り直せば撮り直すほど気持ちがノッてきて良い表現ができるタイプの人と、2通りいるとの事。
私は前者のタイプ。
それは本当、何に関してもそう思う。
変な話、本番の撮影日まで散々練習してきたわけだから、テイク1で良いものが撮れたのなら撮り直ししたくない。
意識しすぎた演技や歌は結果的に「テイク1の方が良かった」となってしまうのだから・・・
以前お笑い芸人かまいたちの山内さんがテレビ番組でトークしていた時。
「コンビでネタ合わせをして、よし!良いものができた。と思っても、M-1の前日になるともっと面白くしようとネタを直しすぎ、逆にネタがつまらなくなる」と言っていた。
私もその話を聞いて「演技や歌も一緒かも・・・」と共感。
直しすぎると自分の個性や良さを見失っちゃう感じ?
味がなくなるみたいな?
私はテイク1を超えられない派。
どんなに撮り直してもショート動画にアップしたNGシーンのようにわざとらしい演技になってしまう。
表現は撮り直すほど良くなるわけではないのである。
よって撮り直したものは全部ボツ。
動画は表情や演技などこだわる要素が多い分大変。
10回くらい撮り直すと負のスパイラルに陥る。
「ベストなものができたのなら下手に撮り直さない方が良い、時間の無駄!」と私は毎回自分に言い聞かせる。
結局、女性の笑っているシーンもテイク1を採用しているのだから・・・
是非皆さんにも、本編のOKシーンとメイキングのNGシーンの違いを見比べていただきたいです。
▼【朗読】「縊死体」夢野久作 本編のOKシーンはこちら
1回目が一番良いというのは,すばらしいですね♫
何度も撮り直しをされてきたことが,次回以降の動画撮影に活かされているというところも,きっとあると思います(^ ^)
俳優さんも,監督がOKを出していても、ご自身が納得できずにやり直す方がいらっしゃるようですが、結果はどうなったのか、気になるところです。
他の方から見ると、また違った感想が出るかもしれませんね。
utokyo318様✨
何度も撮り直したおかげでNGシーンをショート動画にアップしちゃってます♡
俳優さんの演技へのこだわりは凄いでしょうね!そして自分の納得いく演技と他の方が求める演技は違う場合も有りますね〜。
utokyo318様のお言葉にはいつも”気付き”があります(^人^)
おはようございます
記事も拝見しました
動画も面白いし、怖くてちょうどいいですよ☆
これからも、楽しく怖い動画作って下さいね✨✨
がちょー様✨
メイキング動画は私の素の表情が垣間見れるのが面白いですよね♪
次のショート動画は怪談朗読のメイキングをアップします。
乞うご期待でーす(^з^)-☆