水底

実話怪談

２０２３年７月５日（水）

YouTubeチャンネルこちこの部屋に新作動画をアップしました。

今回はいつもこちこの部屋にご自身が体験された怖い話を送ってくださる稲之介様からの投稿怪談！！！

「水底」です。

当時５歳だった稲之介少年は、地元のプールで溺れてしまいます。

そこで彼が見たものとは･･･

ぜひ皆さんにご視聴いただけると嬉しいです。

▼【投稿怪談】水底

心霊体験エピソードゼロ

投稿怪談を送ってくださった稲之介様からは「原稿を送ります」というメッセージと一緒に「こちこさんがきっとこういう風に読むかなぁと予想しながら文章をまとめてみました」とお言葉が添えられていました。

そのメッセージを見て私は予想通りの朗読ができるか･･･ちょっとドキドキ♡

朗読のイメージを先読みされるのは、有難いやら恥ずかしいやらです。

そして投稿者の方にとって、予想通りの朗読の方が良いのか、それとも予想外の事をした方が評価されるのか、そちらも気になってしまいました♬

ちなみに稲之介様が仰るには「今回のこの怪談！これ、誰にも話した事がない話なんですよ。なぜかついこの間、親と話していた会話で“昔さー”って話になって、自分の記憶の底から一気に 蘇った体験だったんです。おそらく自分の初体験かと思います（心霊系です）。いやー、びっくりですわ。話に出なかったらきっと一生記憶の奥底から出てこなかった話。良かったらまたこちこ節で聞かせてください」との事。

私が原稿を読ませていただき感じたのは、やはり霊感のある人って、幼い時のあるきっかけを起点に、霊感が芽生えているようでした。

投稿者の稲之介様は、様々な心霊体験をされているのですが、この５歳での体験が心霊デビューエピソードゼロなのです。

そしてそれがまた急に“ぶわー”っと思い出されるというのも、まるで流れに導かれているようで何となく不思議に思いました。

このような現象をカナダ人は「フロー」と言ったりするらしいです。

意味合いとしては“大きな逆らえない流れ”。

人と人との出会いも何かの流れや縁なのであれば、それらは全て必然。

決められている事かもしれない･･･

そう思うと面白いですよね。

私も２年以上前にコロナ禍が始まらなければ、そもそもYouTubeをやっていませんでした。

「一緒に怪談朗読をしてみないか」と誘ってくださったＫＯ様（こちこの部屋の怪談脚本家）がいなければ、私は怪談というもの自体をやっていなかったと思います。

そう考えると怪談朗読を始めた事で、いろんな方に出会い、応援していただき･･･

本当に不思議なご縁に感じます。

これもフロー（大きな逆らえない流れ）だったのかもしれません。

話は戻りまして、今回の体験談「水底」から稲之介少年は霊感が芽生えていくのですが、私が思うに霊感の強い人たちは、霊感を与えられるきっかけみたいなものがあって、その時に、九死に一生を得る体験をしている印象があります。

そこでたまたま助かった人が、霊感を授かっているというイメージです。

今、ふと思い出したのですが、私の祖母も霊感が強い人でした。

昔よく祖母が話してくれたのは･･･

祖母にも霊感が芽生えるきっかけとなる事件があり、若い頃、祖母が体調不良で倒れたため家族がお医者さんを呼び、診てもらう事になります。

するとお医者さんは、祖母に注射を打つのですが、どうやらその注射が祖母の症状に全く関係のない注射だったらしく（要するに医療ミスです）、そのせいでより症状が悪化し、半日以上生死の境を彷徨ったのだとか。

その時、祖母は正に綺麗なお花畑のある三途の川と思しき所に立っていたのだそうです。

前を見ると川の向こう側には美しい天女のような女性が立っていて、その女性に「まだ来るのは早い」と言われ、川から追い返されます。

気付くと祖母は家の布団の中にいて、周りには家族が皆心配そうに自分を見つめていたので“あの時、もし川を渡っていたら･･･”とゾッとしたとの事。

この世に戻してくれたのは、守護霊（？）だったのでしょうか。

とにかくその事件があってから祖母も「霊体験をするようになった」と言っていました。

霊感は特別なパワー。

私も欲しいような欲しくないような能力です。

稲之介様や祖母の話をまとめると、霊感が芽生えるきっかけには“九死に一生を得るような体験”が必要なのかもしれません。

投稿怪談「水底」で、稲之介少年の貴重な体験談も聞いてみてください。