ピアス

ファーストピアス

私が耳にピアスを初めて開けたのは１８歳の頃。

友達と２人で病院に行きピアスホールを開けてもらった。

もちろん買ったのは医療用ピアス。

この医療用ピアスは、病院でピアスを開けたことがある人なら分かると思うが、毎日のお手入れが割と大変。

ピアスホールが完成するまで、ジェル状の薬品で消毒をしなければならない。

私のピアスホールは、だいたい３ヶ月で貫通した。

初めて医療用ピアスを外す時、まずは自分でピアスを外そうと試みた。

両手を使って外すのだが、片方の指はポストを持ち、もう片方はキャッチを摘まんで自分でおもいっきり引っ張った。

　・ポスト：耳に通す軸部分
　・キャッチ：留め具

しかし、なかなか外れない。

医療用ピアスは、ホールが完成するまで簡単に外れないようにできているのか、とても硬かった。

「自分の指の力で外すのは無理！」と判断した私は、母に外してもらうことにした。

母は、加減せず力任せにピアスを外した。

そのせいでかなり耳に負担がかかったのか、耳がジンジンと痛かった。

ドキドキしながら、鏡で自分のピアスホールをじっくり確認。

私は耳たぶが薄いのもあってか、ピアスホールは綺麗に完成していた。

一緒にピアスを開けに行った友達はというと･･･
耳たぶが分厚い福耳であり、毎日医療用ピアスを装着し消毒している間に耳が膿み、黄色い液体と流血が止まらなかったらしい。
ピアスホールを作ることを５日で断念していた。

悪夢

ピアスホールが完成してからも、私は念のため医療用ピアスを装着し就寝していた。

寝ている自分の無意識な動きには自信が持てず、特に悪夢を見た時。

「キャーッ！！！」と叫び、布団をはいだ瞬間。

タオルケットの繊維がピアスにまとわりついていることに気付かず、無理にタオルを手で払いのけるので、目覚めるとピアスが外れていて流血していることが何度もあった。

外国製ピアス

外国製のピアスは、ポストが日本製のものに比べ非常に太い。

当時私は、有名海外ブランドのピアスを集めていた。

装着したくて、いつも無理矢理ピアスホールにポストをねじ込むのだが、なかなか入らず。

運良く入ってもピアスを外す時には、ピアスとピアスホールのサイズが合っていないのに使用していることから、ピアスホールから軽く血の混じった膿が出たりしていた。

よって、大好きな憧れのブランドピアスをいくつも購入したはずなのに、使用は１度か２度。

きっと今後も使う予定はない。

でも、もったいなくて捨てることもできず･･･

現在もアクセサリーボックスに丁寧に収納し、宝の持ち腐れ状態である。

イヤリング

現代の若者はピアスをしていない人が多いらしい。

「ピアスをしている」と言うと、ある程度上の世代だなと思われてしまうみたい･･･ｗ

言われてみると昔に比べ、アクセサリーショップを見渡すとイヤリングがとても増えたように思う。

先日、私も流行に倣いイヤリングをいくつか買ってみた。

実際に何度か使ってみたのだが、ピアスに慣れているからか耳に挟むという状態にとても違和感を覚える。

そして、数時間で耳が痛くなる。

それでも数回はチャレンジしてみた。

けれども、どうしても耳が痛い。

それが苦痛。

だから結果的に、私は今もピアス派。

ピアスは耳が痛くなることはないし、楽チン。

小ぶりなデザインもピアスの方が種類が多い。

私はピアスの方が好き。