文豪怪談
2024年8月12日(月)
YouTubeチャンネルこちこの部屋に朗読動画をアップしました。
今回はちょっぴり怖い文学作品の中から「岡本綺堂 短編怪談3話、詰め合わせ」です。
文豪怪談をどうぞお楽しみください。
▼【朗読】岡本綺堂 短編怪談3話、詰め合わせ
岡本綺堂
作家岡本綺堂がどんな人だったかをご紹介します✨(朝日新聞デジタルより抜粋)
岡本綺堂は明治・大正・昭和時代の文豪で、出版社「青蛙房(せいあぼう)」の創業者。
テレビドラマにもなった「半七捕物帳」などの推理作家や、「修善寺物語」といった新歌舞伎の劇作家として知られているが、怪奇小説作家というもう一つの顔もあった。
私は今から2年前、岡本綺堂の怪奇小説(怪談)の中から『赤い杭』『百物語』『ヴィール夫人の亡霊』を朗読しました。
ふと“こちらの3作品を詰め合わせにしたら、岡本綺堂の世界観がより視聴者に伝わるかも💡”と思った私は過去の朗読をまとめ、YouTubeチャンネルこちこの部屋にアップすることにしました🎵
実はリスナーさんから「岡本綺堂の作品をもっと朗読してほしい」と以前から要望は有ったものの私にとって岡本綺堂の小説は“短編”とされている作品でも結構長いのです💦
いざ朗読するとなると、朗読時間が30分を超える作品の場合3日ほど日にちを分けて朗読しないと集中力が持続しません🙏
そして文豪怪談は、言い表し方や言葉使いが現代とは違い、だからこそ趣き深いのですが、 私がその時代背景や物語の内容を理解するまでに時間がかかったり、登場人物が何人もいる場合は声を使い分けるのに少々苦労します。
よって岡本綺堂の怪奇小説(怪談)は、結果的にこちらの3作品しか朗読できていないのが現状です😅
しかし朗読した怪談については、どの作品にも思い入れがあります。
まず1話目『赤い杭』。
私は陰謀論や都市伝説を聞くのが好きで、割と興味を持っているのですが、『赤い杭』を朗読し終えた後は、“もしかしたら政府が仕掛けることには何かしら陰謀めいたものがあるのかも・・・”と疑いたくなるような色々な意味で奇妙なお話でした。
▼赤い杭に関連する記事
そして2話目『百物語』。
こちらの作品はタイトルを読んで字の如くです‼️
江戸時代の屈強なお侍さんたちが度胸試しに百物語を始めます。
最後に現れたものとは・・・。
正にThe・怪談👻
岡本綺堂の怪奇小説(怪談)の世界観を存分に堪能出来る作品です。
最後3話目は『ヴィール夫人の亡霊』。
世界怪談名作集より、ダニエル・デフォーの怪談を岡本綺堂が翻訳した小説になります。
イギリス人作家の書いたノンフィクション小説を日本の小説家が翻訳した“実話怪談”です。
ノンフィクションだからでしょうか。
淡々とした流れで物語は進んで行きます。
※キリスト教の思想がふんだんに織り込まれているため、日本人には少し理解しづらいところがあるかもしれません。
亡くなっても友情を誓いに来るヴィール夫人の亡霊。
ピュアな幽霊物語に感動を覚える人は少なくないはずです。
▼ヴィール夫人の亡霊に関連する記事
時代小説を得意とした岡本綺堂の魅力溢れる怪奇小説(怪談)💖
一人でも多くの方にご視聴いただきたいです。
恥ずかしながら、岡本綺堂さんのことを知らなかったので、こちこ様の朗読で作品に接することができ、勉強になりました。
長く活躍された作家ということで、執筆意欲がかなりおありだったのでしょうね♫
お父様から漢文素読や漢詩を学んでいたというのは、湯川秀樹さんと似ているなと感じました。
また、何らかの形で、他の作品も読んでみたいです(^O^)
utokyo318様✨
岡本綺堂は世界怪談名作集で英語の他にロシア語も翻訳していたようで、かなり多才な人だったみたいです♡
現代でも文章が読みやすく分かりやすい事で高く評価されています。
小説だけでなく歌舞伎の脚本を書いたりと、本当に輝かしい才能に溢れた人ですよね!
おはようございます♪
私は特に百物語が印象に残ってます。
聞き入りましたよね〜
百物語と言うと、よく言われているのは一つの話が終わったらローソクをけしていって、100本のローソクが消えたときに幽霊が現れると言う話ですね!
がちょー様✨
百物語は、現在でも受け継がれている歴史ある怪談イベントのスタイルですよね♪
私も中学生の時、友達の家で百物語をした事あるのですが、居間で蝋燭を使っているのを友達のお母さんに見つかり…めちゃくちゃ怒られました(^◇^;)