キチガイ婆
2023年2月27日(月)
YouTubeこちこの部屋にショート動画をアップしました。
今回は2ch怪談「鼠の死骸」です。
メチャクチャ怖い人怖怪談!!!
もし私が目撃したら悲鳴を上げる自信があります。
こちらの怪談を朗読するにあたり、少し悩んだフレーズがありました。
それは文章の中に“キチガイ婆”という表現が出てきた事です。
この言葉はテレビでは放送禁止用語になります。
そもそも2ちゃんねるとは、匿名で悪口を吐き出せる場所として人気になった掲示板サイト。
私としては投稿されている怪談をそのまま読むのが投稿者へのリスペクトだと思っているのですが、しかしいくらYouTubeとはいえ、放送禁止用語をそのまま読んでしまうのはいかがなものか?と考え、私は“キチガイ婆”という言葉を「鬼婆」にフレーズを変え朗読することにしました。
鬼婆ならセーフと判断したからです。(第2候補はメンヘラ婆でしたw)
鬼婆を日本国語大辞典で調べてみたところ、鬼婆とは・・・
①鬼のような姿をした老女。または老女の姿に身を変えている鬼。
②残酷で無慈悲な老女。
とありました。
それ以外の辞典にも、鬼婆とは・・・
一般的に人間の女性が宿業や怨念によって鬼と化したのが鬼女、その中で老婆姿のものを鬼婆という。
山姥などの女妖怪と同一視されるが、山姥は人間側な存在もある一方、鬼婆はまず人にとって害をなす存在でしかない。
転じて既婚の女性や年老いた女性に対する揶揄でもある。(性格が悪かったり、怒ると怖いという意味で)
代表的なのが夫に執拗に暴力をふるう『ダメおやじ』の雨野冬子など。
若い時は美少女や美女だったのが、結婚すると鬼婆に・・・なんて事に。
とありました。
よって「鬼婆」はベストな表現☆と私の中で合点がいきました。
投稿者も目撃した内容を皮肉めいて怪談に仕立てているのに、その言葉を普通の表現にしてしまうと“え?それ悪口??”となってしまうのも嫌でしたし、「鬼婆」なら妖怪なのか本当にヤバイおばさんなのかわからない雰囲気も醸し出せるので、視聴者の方たちの想像力をかき立てる楽しみになるかな?なんて思ってしまいました。
ぜひ皆さんにも私が慎重に言葉選びをした2ch怪談「鼠の死骸」ご視聴いただけると嬉しいです。
▼【2ch怪談】鼠の死骸はこちら
「キチガイ」、そういえば、聞かなくなりましたね・・・・
趣味などに常識を超えて没頭する者のことを「○○キチ」と言ったりもしていましたが、これも望ましくないとされているみたいですね。
子どもの頃に観ていたアニメも、今の時代には放送禁止用語のセリフがあって、そこは無音になっているようです。
「鬼」は、節分もありますし、今後も使われ続けそうですね♫
utokyo318様✨
青空文庫の作品にも放送禁止用語が出てくる事があるのですが、私は作者の表現を尊重する形で朗読しています。現在では不適切な表現でも当時の言葉はそのまま伝えたいからです。
2ちゃんねるの怪談に関しては…露骨すぎる言葉もあるので、こちらは出来る限り意味を変えない表現でフレーズを変えていくと思います(^-^;
キチガイ!!
言葉が怖いですよね!
放送禁止用語でもありましたか!
そんな言葉は、今では使わなくなりましたね
とても、怖い言葉でもありましたよ( ̄ロ ̄lll)
がちょー様✨
放送では使ってはいけない言葉もあって、朗読する時はどんな表現なら意味が変わらないか悩んだりする時も有ります…。
今回の作品には「鬼婆」がしっくりきました♪