投稿怪談
2024年11月28日(木)
YouTubeチャンネルこちこの部屋に投稿怪談をアップしました。
今回の怖い話は!!!!!
「首の彷徨う海岸」です。
体験談を投稿してくれたのは、こちこの部屋ではお馴染み“北海道札幌市でバス運転士をされている”稲之介様。
高校2年生の夏、北海道のとある海岸で対峙してしまった恐ろしい怪異とは…。
ぜひ皆さんにご視聴いただけると嬉しいです。
▼【投稿怪談】首の彷徨う海岸
投稿怪談にまつわるエピソード
2024年11月16日(土)
投稿者の稲之介様から投稿怪談の原稿と一緒にメッセージが送られてきました。
こちこさんお待たせいたしました。
事細かに再現したのでちょっと長めになって申し訳ないですが、文章の推敲は一応こちこさんのマネをしながら何度も読み返したので大丈夫かと😆
頭の中で読み返すのもそうだけどやっぱ声にして音にしてみないとわからないこともあるんで、最近では自分の中にこちこさん降ろしてやってます✌️
わからない部分あったらなんなりと聴いてください。
入念にチェックはしましたがいつも通り誤字脱字はこちこさん判断で押し切ってください。
今回もよろしくお願いします💫
なんと‼️
稲之介様は原稿推敲時、私を降臨させ、私の真似をしながら何度も読み返してくださっているなんて✨
ありがたいです❣️
ありがたいけど、ふと“私の真似ってどんな感じ❓”と思った瞬間、ちょっぴり恥ずかしくなってしまいました🙈
私が昔からよく言われる私のトークへの第一印象は『滑舌が良すぎる』です。
これは良くも悪くも冷たく怖い印象を持たれてしまいます。
よってある意味では怪談朗読に向いているのかもしれません。
思い出深いエピソードとして、10代の頃、外国人が日本語を学ぶための日本語教育のVPに俳優として出演した経験があります。
日本語の監修は日本語学校の先生がされていました。
撮影時、私がいざカメラの前で演技をし、セリフを話し始めると、先生からストップがかかります。
『滑舌が良すぎる。“鼻濁音”にしなければならない助詞が全て濁音になっている。このままVPにしてしまったら外国人生徒が日本語の発音を間違えて覚えてしまう。』と仰り、撮影は一時中断。
私は日本人なのに、マンツーマンで日本語の“鼻濁音”について徹底指導を受ける事に…。
ちなみに鼻濁音とは💡
「が・ぎ・ぐ・げ・ご」の子音を発音する際に、鼻に音を抜く濁音のことです。
ガ行の濁音のみ、一般的に使われている濁音(だくおん)以外に、“鼻濁音(びだくおん)”という発音があります。
この鼻濁音を使えるとガ行の音韻がまろやかになり、上品な日本語を話している印象を与えます。
アナウンサー・ナレーター・声優など言葉を伝える職業の方には、必須の発音です。
そんな経験にプラスして、長年私が歌のボイストレーニングを受けているボイストレーナーからも『外国人と同じで鼻が高いから声が通る体質。顔の骨格的にも頑張らなくても大きな声が出せる人。』と評価されます。
したがって客観的に見た私の滑舌は“ハキハキと語る+声が通る”のは間違いないのです。
一方、私にはほぼ毎日更新している音声配信【stand.fm】があり、こちらを全体公開する前に収録した自分の声を毎回聞き返すのですが“私って滑舌いいか?”と疑いたくなるくらい妙に舌足らずな発音をしている時があります。
ひょっとしたら近年の私の滑舌は、何となく怪しいものがあるのかもしれません😅
▼ほぼ毎日更新している音声配信【stand.fm】はこちら
https://stand.fm/channels/5fe224da1507426ac8cb48c2
それでも初めて会う方やオフィシャルな場では『滑舌が良く、声が高い人』と言われたりする私です。
しかし自分なりに自分の語り声を分析すると、私の声は高くもなく、低くもない、The・中音域🎵
きっと見た目の印象から『声が高い』と思われたりもするのですが、トークの声は決して高くはありません。
※歌のスケールだと音域が一気に広がるため、高音から低音まで出せます。
もう一つ、私の滑舌に関する面白いエピソードがあります🗣️
友人が私の声真似をする時、極端に滑舌良く話すパターンと鼻声っぽく話すパターンを2通りやって見せるのです。
あまりにもオーバーな表現に、私も一瞬カチンと来るのですが💢なぜか吹き出してしまいます😂
きっと絶妙に似ているのでしょう。
もしかすると私自身、無意識のうちにオフィシャルバージョンとプライベートバージョンでトークを使い分けているのかもしれません。
ですので“稲之介様はどんな風に私の真似をして原稿を推敲してくださっているんだろう”と想像し、メッセージを読みながら微笑ましくなってしまいました🌈
凍裂の擬音
投稿怪談「首の彷徨う海岸」の原稿に目を通しました👀
すると気になる文節が出てきます。
北海道では寒すぎて木の幹が割れる『凍裂(とうれつ)』という現象がある。
そして凍裂の擬音には『かーーーーん!』の文字。
凍裂現象も凍裂の音も知らなかった私😅
早速検索してみました🔍
凍裂とは💡
大木が凍結して、弾けるように裂けること。
セ氏零下25度以下で起こる。
次に擬音の『かーーーーん!』。
こちらの擬音表現🔔
私にはのど自慢の番組で歌を歌い終わった後に鳴らされる鐘の音が連想されてしまい、全くイメージが湧かなかったので色々な動画で凍裂の音を視聴してみることにしました。
その結果、どの動画を視聴しても私には『かーーーーん!』とは聞こえず💦私の直感で例えるなら、マタギが使う猟銃の音、銃声に聞こえました🔫
まるで木も寒さに凍え、泣き叫び、悲鳴を上げているようでした😭⚡️
したがって凍裂の擬音は私の独断で『かーーーーん!』ではなく、私が感じたままの擬音で表現させていただきました。
私の渾身の凍裂の擬音も必聴です🙏
ではなぜ私がここまで凍裂の擬音にこだわり、重要視したかというと、この音が“怪談の肝”だと感じたからです。
ここからは投稿怪談「首の彷徨う海岸」への私の考察を述べます。
先ず、この怪談に登場する怪異は一体だけではないと感じました。
もちろん明確に登場する怪異は“生首の女性”です。
しかし生首の女性が現れる前、辺りには凍裂の音がこだまして鳴り響きます。
夏には絶対に聴くことのできない凍裂の音がです。
仮に凍裂の音がラップ音だったとしましょう。
怪談のオチには“水難事故の多い海域だった”と有りました。
こちらの言葉からも分かるように、この辺りで亡くなった人は沢山いたはずです。
その無数の霊が呼応し、ラップ音を鳴らしていたとすると、ラップ音=霊の叫び声=凍裂の音。
それゆえ凍裂の音が、私は最重要と考えました。
続いて現れるのが生首の女性です。
あたかも“水難事故に遭うとこのような姿になる”と事故の悲惨さを物語っているような風貌。
ストーリーを通して伝わってくる何とも言えない哀れみを感じる結末に、私は胸が詰まる思いでした。
投稿怪談「首の彷徨う海岸」は、私の中で“正に、怪談の真髄が凝縮された作品”と感銘を受けました。
投稿者の怪異への解説と考察
最後に投稿者の稲之介様から頂いた投稿怪談「首の彷徨う海岸」への解説と考察もご紹介します。
夜の海は何が潜んでいるかわかりませんね。
なんで首だけだったんだろうか?
かなり前ですが同窓会で話中の3人が顔を合わせた時もこの話になり、やはりモリタさんは人の首だったと言ってました。
同じものを見てるのに見え方が違うというのも何か理由があるのか不思議です。
もしかしたらその首が飛び込んだ桟橋の周辺の海中に未だ発見されていない遺体なんかが沈んでたのかも?
「ここに沈んでるよ私」
それを知って欲しいがために
私達が追ってくるよう逃げていたのかもしれません。
なにせモリタさんが見ていたのはパンパンに膨れ上がった人の顔だったみたいなので。
普通に考えたら溺死顔ですよね
でもなぜ首だけ、、
もしかしたら彼女も自分の身体を探しているのかも?
現在ではこの海岸も当時とはガラリと様相が変わってしまいました。
コンクリートの桟橋もなくなり、その先は磯場だったものが今は漁港になってます。
人のいなかった海水浴場も夏場になると大変な賑わいを見せてます。
それでも未だあの女性は海岸を彷徨っているのかなと時折この場所を通るたびに考えてしまいます。
余談ではありますがある某有名怪談師さんもこの海岸で似たようなものに遭遇してるので霊的なものかはたまた生物かどちらにしてもあの海岸周辺には何かがいると思った次第です。
ちなみに場所は札幌の隣、小樽の西側の塩谷という地域です😱
自分が見た生首女は聖子ちゃんカットでした😭
逃げた白い塊はわかりやすく言うとドラクエの「しびれくらげ」みたいな感じでしたよ🪼
私は稲之介様の考察の一文“もしかしたら彼女も自分の身体を探しているのかも?”に、以前稲之介様からご投稿頂いた実話怪談「探しもの」が脳裏をよぎり、恐怖しました。
▼探しものに関連する記事
首だけの女性の謎…。
海中に沈む遺体の可能性。
彼女は誰かに自分を探して欲しくて、同じ年頃の稲之介様たちを海岸までいざなったのかもしれません。
稲之介様の納得せざるを得ない解説と考察に、私はより怪談の世界観に引き込まれ、舌を巻きました。
ボイストレーニングを続けられていて、ご努力の成果も出ているのでしょうが、声には鼻も関係しているということで、鼻が高い私も少しは改善できるかもと思いました^^;
滑舌が良いと説得力も増すような気がするので、細切れ時間を使って、いろいろやっていきたいです。
亡くなった方も、突然のことだと、戸惑っているのかもしれませんね。
海で亡くなった場合は、行方不明になることもあり、そうなると、残された家族も気持ちの整理がつかないですね。
utokyo318様✨
骨格と声の関係性は、身体を楽器と見立てて音色を判断しているのが興味深いですよね♪
確かに滑舌が良いと説得力が増します!
滑舌が悪いよりずっと良いです♡
水難事故で非業の死を遂げた人は、亡くなった後もその場所に留まり、誰かに見つけて貰いたい一心で彷徨っているのでしょうか…。