模範少年に疑義あり

文学作品朗読

2026年1月19日(月)

YouTubeチャンネルこちこの部屋にちょっぴり怖い文学作品の朗読をアップしました。

今回は文豪、坂口安吾作「模範少年に疑義ありです。

ぜひ、皆さんにご視聴いただけると嬉しいです。

 

▼【朗読】「模範少年に疑義あり」坂口安吾

 

作品にまつわる感想とエピソード

模範少年に疑義ありは、安吾スピリット(組織や道徳に縛られず、個として生きる精神)がギュッと詰まっていて、私は大好きな作品です❤️

特に安吾の体験談の『自分の家の周囲を焼夷弾から守ってくれたのは世間が褒めちぎる優等生の模範少年ではなく、普段憎まれ者の不良少年たちだった』というエピソードが、とても人情味溢れていて良い話だと思いました。

だからこそ安吾は『いざという時に何もしてくれない、規律だけ守っている“良い子ちゃん”の模範少年って何⁉️』と、社会に強烈なアンチテーゼを問いかけているのでしょう。

なぜなら、それはおそらく安吾自身も“不良”の部類だから…🤭

間違いなく戦中・戦後の建前、綺麗事、形式、そういったものに凄く反発を持っていたと予想します。

かくいう私も安吾と考え方が似ていて“勉強しか出来ないバカ”を見ると、つくづく『残念な人…』と思ってしまいます。

先日も『自分は優秀な大学を出ている』と公言している人がいたので、どんな話をするのか興味深く会話を聞いていたのですが、第一声の冒頭が常に否定語から始まり、『でも〜』『だって〜』が口癖になっているようでした。

私は“これじゃあ聞いていても不快なだけ、(相手にネガティブな感情を与える)否定語しか使わないって、正直言って頭悪いな”と思いました。

この時、私も安吾同様『人間の本質とは、勉強が出来る、出来ないじゃない』と痛感したのです。

私は日常的に、自分の思想や正義に確固たる信念を持って行動できる人がかっこいいと思っています。

自分自身もそういう人でありたいと願っているし、自分の性格を分析すると、どちらかというと“火中の栗を拾いに行くタイプ”の人間です。

ゆえに安吾の「模範少年に疑義あり」には共感しかありません。

一方『いや、それは極論』と言う人も、中にはいると思います。

日本人には、良くも悪くも“みんな同じが好き”という習性ってありますよね💭

『和を以て貴しと為す』みたいな⁉️

それが良いか悪いかは別として、安吾の時代は太平洋戦争末期、軍国主義も色濃ければ色濃いほど世間の同調圧力も強く『模範少年万歳🙌』だったはずです。

しかしその戦時下の非常事態において、我先に逃げ、何の役にも立たない模範少年の現実。

安吾はその実態を目の当たりにして、多いに落胆した事でしょう。

結果、安吾は「模範少年に疑義あり」で、模範少年の矛盾を徹底的にぶった斬ります‼️

これぞ安吾の反逆の文学真骨頂です。

私も読了後、安吾節全開の文章に、当時の時代背景もさることながら“模範”という言葉の裏に隠されたそれぞれの少年たちの本性を見せられた思いで、スカッとしました😸✨

 

さて、話題はサムネイルに変わります。

今回のサムネイルいかがでしょうか⁉️

何を隠そう、いつも通りGrokに描いてもらいました〜🎨

その注文はこうです📲

『東京大空襲の絵を描いて』

▼生成された画像がこちら

しかもGrok…下記のような注釈まで添えてきました📝

東京の下町が燃えている。黒煙が空を覆い、火の粉が無数に舞い落ちる中、人々は必死に逃げ惑う。着物や古びた作業着姿の男女が、布団や鍋、わずかな荷物を抱えて走る。崩れた家屋の瓦礫の上を飛び越え、燃え盛る街並みを背に、ただ前へ前へと進むしかない。
空にはまだ次の焼夷弾が降り注ぐ気配があり、遠くで爆音が響き続ける。誰も振り返る余裕はない。ただ生き延びることだけが、今この瞬間のすべてだった。

なっ、なんと丁寧な解説👀‼️

毎回、Grokの進化には驚かされます💡

 

では、最後はこちこの朗読についてです。

私が自分で自分の朗読を評価しちゃいますよ〜💖

実は私、歌やお芝居、演じることにおいて激昂するシーンが大得意なんです。

その理由は、なぜか昔から激昂シーンになると異様に気分が乗ってしまう〜🎶

それでなくても、私は“安吾と思想が似てる”と勝手に思っています。

随筆の後半、安吾は模範少年を強烈に皮肉るため、ことわざを用いて盗人にも三分の理とはこのことで〜と、安吾節を炸裂させるのですが…⚡️

と、その時、私にさらに安吾が降臨。

こちこの本能(魂)とリンクして、私も激しく怒るわけです。

したがってこのことわざから先が私の朗読の聞かせどころでしょう。

ラストの激昂シーンにこちこの魅力が最大限発揮されていると、自信を持って言えます💪

※自分で朗読を聞き返しても、後半の激昂っぷりに“こんなにキレる必要あった⁉️”と笑ってしまうほどです😚

しかし以前、私は何かの映像で、安吾の肉声を聞いたことがあるのですが、意外や意外、安吾はゆっくりと穏やかに話す人で、こちこの朗読とはイメージがかけ離れ過ぎていて、めちゃくちゃ驚いたことがあります💦

なので私の朗読は私の理想とする“私の安吾像”なのでしょう。

とはいえ、きっとこちこのスピリットと安吾スピリットは同じなはず🙏

こちこが安吾を如何にリスペクトし、朗読しているかは過去のブログ記事にも色々書いています。

良かったら、併せてチェックしてみてくださいね🌈

 

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4件のコメント

模範ではない方も結構いらっしゃいますが、政治家も、いざというときに何もしてくれないなという感じですね。
不良少年とされる人たちは、修羅場的なことをいろいろと経験してきて、正義感も養われてきているのかもしれませんね。

一方で、外見の雰囲気同様、軽薄な感じだなという方が、同僚にいます。
宮城県の松島周辺の出身のようで、昨日、県民性を調べてしまいましたが、さほど当てはまっていなかったようです^^;

utokyo318様✨
仰る通りで「いざという時に何もしてくれない」って一番ガッカリしますよね。期待していた反面、より残念に感じてしまいます。
外見の雰囲気通りのご同僚♪もしかしてチャラい感じでしょうか(*゚∀゚*)
私の中で宮城県のイメージは“東北の中では都会”です!その方の軽薄ぶり見てみたいです☆

おはようございます♪
記事も拝見しました
作品にまつわるエピソード、感想はこの作品に関する詳細な内容で、細かく書かれており見ている私も詳細を把握できて助かります。
AIが描いた空襲の風景も当時を細かく再現していますね。

がちょー様✨
AIの描いた空襲の絵!かなり迫力がありますよね(°▽°)
戦争で最も危険だったのは、社会の全てを燃やしつくす人為的で壊滅的な火事だったそうです。そんな時に、驚くほど勇敢に、他人を助けるために体を張る不良少年たち…頼もしいですね♪

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