文学作品朗読
2026年3月4日(水)
YouTubeチャンネルこちこの部屋にちょっぴり怖い文学作品の朗読をアップしました。
今回は文豪、夢野久作 作「ドン」です。
日常における食物連鎖(?)のような緊張感が味わえる短編小説📖
ぜひ皆さんにご視聴いただけると嬉しいです。
▼【朗読】「ドン」夢野久作
作品への感想
始めに、夢野久作の短編小説「ドン」をAIによる概要でご紹介します💁♀️
▼夢野久作 作「ドン」とは
1923年(大正12年)に発表された短編小説。
猫が金魚を狙い、犬が猫を狙い、少年が犬を狙うという一触即発の連鎖が、近所の砲台から轟いた「ドン」という大音響によりコミカルに解消される騒動を描いたユーモラスな作品です。
怪奇・幻想文学の巨匠、夢野久作の普段の作風(人間の内面的な狂気を描く)とは違い、ほのぼのとした日常の一コマを描いたもの。
では、私の感想に参ります。
「ドン」の第一印象は『登場人物それぞれの思惑や緊張感、緊迫感にハラハラさせられた』です。
そしてその緊迫した状況の中、砲台からの“ドン”でそれが一瞬にして解除💣‼️
結果的に誰も傷つかず、み〜んな無事にお昼ご飯を食べられましたというオチに、その情景が目に浮かび、とても微笑ましくなりました〜🤭
とはいえハッピーエンドではありましたが、日常に潜む“食物連鎖🟰食うか食われるか”の紙一重な緊張関係を上手に描いている文体は、ほのぼのとしている中にも狂気が垣間見え、『これぞ夢野久作スタイル』とも思っちゃいました〜🎶
兎にも角にも、登場人物全員が間一髪の状況だった‼️
そう鑑みると、「ドン」は正にちょっぴり怖い文学作品というカテゴリーにぴったりな作品だったのではないでしょうか🙆♀️✨
話は変わりますが、皆さんは作中なぜ近所の砲台から“ドン”と音が鳴ったのか…その理由や意味、分かりましたか⁉️
私はそれがイマイチよく分からなかったので、AIに聞いてみました〜💦
▼夢野久作 作「ドン」で砲台から音が鳴った理由とは
作中「近所の砲台」から突然大きな「ドン!」という音が鳴るのは、午砲(ごほう)によるものです。
午砲とは?
・昔の日本(特に明治〜昭和初期)で、正午(お昼)の時刻を知らせる時報として、軍の砲台や要塞から空砲(実弾なし)を撃っていた習慣。
・非常に大きな音で遠くまで響くため、街中で「ドン!」と一発鳴らすだけで、みんなが時計を見なくても「お昼だ」とわかった。
・だから砲台の場所は「午砲台」「ドン山」などと呼ばれることも多かった。
なるほど〜🤩
物語の時代背景が分かると、より内容が腑に落ちます🙌
夢野久作が「ドン」を執筆したのは1923年。
ということは、大正時代です。
きっと当時の日本人にとって午砲は“正午の合図”として欠かせない生活の一部だったのでしょうね💡
加えて、当時の時代背景を推察すると…、大正時代の読者からしてみれば『正午、突然の爆音→全員がビックリする→一瞬でみんなの緊張感が崩れる』といった流れは、“午砲あるある”なネタだったのかもしれません🌈
よかったら皆さんも、大正時代に想いを馳せながら、もう一度こちこの朗読する「ドン」を聴いてみてください♥️
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