右目

角膜移植

２０２３年６月２６日（月）

YouTubeチャンネルこちこの部屋にショート動画をアップしました。

今回は２ちゃんねるに投稿された怖い話の朗読。

２ｃｈ怪談「右目」です。

角膜移植を受けた男性の話。

彼が失踪した理由とは･･･

ぜひ皆さんにご視聴いただけると嬉しいです。

▼【２ｃｈ怪談】右目

記憶の共有

移植って、他人の体の一部が自分の一部になるわけです。

今回の怪談「右目」で思い出したのですが、本当かどうかわからないけれど“人間の記憶は脳だけが記憶しているわけではない”という説もありますよね。

移植してもらった人は、ドナーが誰なのかはわからないけれど、きっとドナーだった人のものであろう記憶が自分の記憶にさらにプラスされるという話を聞いた事があります。

例えば全く食べた事がないものをすごく好物に感じたり、行った事のない場所が懐かしく感じたり、はたまた性格が変わったり･･･

このような感覚は自分の記憶ではなく、ドナーだった人の記憶が自分の一部になっているのだとか。

ドナーだった人との記憶の共有。

輸血でも同じような現象が起きる人もいるそうなので、他人の一部が自分のものになる弊害？みたいな感じもしてきます。

それからテレビ番組で見た実話なのですが、（日本ではなく海外の話だったと思います）角膜移植を受けた男性が手術後に未体験の記憶がフラッシュバックする現象です。

それはどんな記憶かというと･･･

知らない誰かと口論の末、自分が相手に殺されるのを目が覚えているのです！！

記憶を頼りに男性は自分が殺害されたであろう現場に行ってみます。

すると、そこでは自分を殺した犯人が生活していました。

男性は犯人が実在する事に驚き、犯人と思しき男の近辺を調べてみると、その場所では亡くなった人がいて自殺として片付けられていました。

不審を抱いた男性は警察に行き「もう一度、事件の捜査をし直してほしい」と自分のフラッシュバックする記憶を伝え懇願します。

その結果、自殺とされていた事件が“殺人”と覆り犯人は逮捕されたのです。

私はこのテレビ番組を見て、記憶を共有する現象にかなり衝撃を受けました。

人間の記憶って脳やハートだけが覚えているわけではなく、目や手や内臓全てのパーツで自分の記憶を補完しているのかも･･･

目が見えない人も、相手に触れる事でその人が誰なのか確認したりする光景を見たりもします。

これは手の記憶を頼りにしているのだろうとも思うし、人間の体には科学ではまだ解明されていない神秘的な側面ってたくさんあるのでしょうね。

記憶が体の一部に残る可能性について考えさせられました。