連れていく

投稿怪談

２０２４年２月８日（木）

YouTubeチャンネルこちこの部屋に新作動画をアップしました。

今回の怖い話は！！！！！

投稿怪談「連れていく」です。

投稿してくれたのは、こちこの部屋ではお馴染み“霊感の強いバスの運転手さん”稲之介様。

稲之介様の高校の同級生チヅルさんの体験談を送ってくださいました。

恋愛の恨み･･･。

生霊なのか死霊なのか、女の情念は突然襲い掛かる🔥

ぜひ皆さんにご視聴いただけると嬉しいです。

▼【投稿怪談】連れていく

投稿怪談の感想

私はこれまでに稲之介様の投稿怪談を１０作以上朗読してきているのですが、 今回の「連れていく」は、私の中で過去一好きな作品になりました。

恋愛にまつわる怪談！！！

女性３人の友情も恋愛が絡むと人間臭さが増し、どんなに理性ある人でも胸の内に情念を潜めざるを得ません。

ましてや自分の彼氏を何度も寝取られたりしたら、その情念はいつしか怨念に変わることも･･･。

結果的に怪談に登場する女性は全員可哀想な結末を迎えるのですが、そのバッドエンドが私には妙にリアルに感じてしまいました。

そして作品中に一箇所だけ「連れていく」というセリフが出てくるのですが、こちらのセリフは作品タイトルにもなっている言うなれば“怪談の肝”です。

私は原稿が送られてきた日、作品に目を通した時点で「連れていく」のセリフは自分の中で“これしかない”と思った表現でセリフに声を当てようと決めていました。

優しい女性がずっと隠してきた本音。

それがこの一言に集約されている気がしたからです。

私の考える優しい女性とは、他人の痛みがわかり、気丈に振る舞える強さを持った人です。

強い人だからこそ他人にも優しく出来るのです。

しかしその優しさは「何をされても許す」というわけではありません。

自分が相手にとことん馬鹿にされ、傷つけられたら、ずっとずっと我慢はしてきたはずです。

だからこそきっと最後は恨んだ相手を笑顔で地獄に突き落とす！！！！！

そんな気がしてなりません。

投稿怪談「連れていく」は、女同士の人間模様が目に浮かぶとても切なく狂おしい怪談でした。

私は恋愛哲学を探究しているだけに、怪談と恋愛は相性が良く、それゆえに結末は後味の悪いモノになるということが勉強になりました。

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